閉院廃業

閉院手続き・廃業の作業

一般保険診療・自費クリニック・歯科を問わず、全ての閉院廃業サポート承ります。

ウイングワンは、閉院手続きフルサポートはもちろん、原状回復工事だけでも、中古医療機器の買取り査定だけでも、内装譲渡や第三者継承のお手伝い、各種行政手続代行や労務関連に至るまで安価でお手伝いさせて頂いております。

クリニックの閉院・廃業・引退、または移転のとき。まず何からどうしてよいのかわからない事ばかりかとお察しいたします。新規開業の際には取り巻くように手伝ってくれた業者や関係者も、閉める際にはなかなか手伝ってくれません。しかし実は、重要な廃止手続きや解約手続きだらけです。ご閉院・ご移転をお考えになられましたら開院と閉院の両方を熟知したウイングワンまでまずは気軽にご連絡下さい、先生のお手間とコストを抑えるお手伝いをさせて頂きます!

※下記に、閉院時に役に立つ、カルテ保管義務について、閉院時作業一覧、高額見積もり業者情報がありますので、是非ご一読くださいませ。

カルテ保管期間について

カルテ保管期間について

閉院や廃業に関しての相談で非常によくある質問が、カルテの保管義務期間です。

先生方は”医師法でカルテ(診療録)を“診療の完結”から5年間の保管義務がある”というところは良くご存じでいらっしゃいますが、カルテだけ残して他の書類などは退去や引越の際に処分してしまう先生も多いようです。

カルテ以外の資料(診療日誌、処方箋、手術記録、X線写真等検査データ)は医療法で2年間の保存義務があり、保険診療であればカルテ以外の資料は健康保険法などに基づき3年間の保存義務がありますので、カルテ以外も保管が重要になってまいります。

ところが、厳密にいいますと!

カルテは半永久的に保管しておいたほうが良い!?

まず注意が必要なのは、プラセンタやインスリン、インターフェロンを代表とする「特定生物由来製品」や「指定血液製剤」を使用した患者様のカルテにおいては…なんと最低20年の保管義務があるのです。非常に見落としがちな決まり事です。特定生物由来製品は数百種類があり、それぞれ薬品のラベルに[特生物]と書かれていますので御覧になられるとわかると思います。
次に注意すべきは訴訟対策です。昨今では医療過誤訴訟を起こされるケースも昔より多くなりつつあり、そのわずかな可能性も踏まえて半永久にカルテ保管をしておいても大げさではないと考えます。医療過誤の問題が発生した場合、民法上の損害賠償請求権の時効が20年となっており手元に記録が残っていないと不利な状況に立たされることがあるという事も忘れてはなりません。

医療過誤で訴えられて損害賠償請求をされた場合、時効期間は、不法行為の場合は3年、債務不履行が10年です。(2020年4月1日以降に行った診療行為に関しては、改正民法施行により債務不履行10年→5年、不法行為3年→5年)そして、なんと!それは遡ることができて、患者様がその事実を知り過誤が発覚してから時効がスタートなのです。

以上の内容も踏まえて、閉院・廃業時のカルテ保管の準備を考察することが大切だと思う次第でございます。

高額請求から先生を守る

原状回復工事、解体工事の様子

原状回復工事、解体工事業者の悪質な高額見積もりに要注意!

ビルやモールなどのテナントで開業されていらっしゃる先生におかれましては、閉院や廃業だけではなく移転の場合でも、例外をのぞくほとんどが、賃借前の状態に戻す原状回復工事もしくは、スケルトン状態への解体工事をして退去しなければならないのですが。その際に、医療だからドクターだからといって医科・歯科を問わず、高めの見積りを提示してくる施工業者を非常に多く見かけます。

誠意のない割り増しした工事費用見積もりに騙されないで下さい!
ご閉院やご移転の際には、弊社ウイングワンを含めて2~3社のお見積りを取ることをお勧めいたします。

※ご入居のテナント様によって、原状回復工事(または解体工事)は、ビル指定業者の場合もございますので事前に確認が必要です。

想像以上に多い閉院手続

閉院時ToDoリスト

実は開院時と同じくらい大変な労力と言われる閉院廃止手続にはどんな項目があるのか…書き出すと相当な作業があります。画像は小さくて見ずらいかもしれませんが、必要であれば遠慮なくお問合せ下さい、資料提供させて頂きます。

例えば、行政関連だけでも、まず各種保健所や厚生局などの複数の廃止書類を行政書士さんと打ち合わせて依頼し作成、その他に税理士さん、会計士さん、社労士さん士業の方に相談する手続きだけでも数多くございます。更に、事前の告知や患者様への対応、院内の事前整理、書類作成、複数の各種契約の解除手続き、テナント物件関連、その他広告やホームページなどドメインの廃止。細かい事を言い出すとまだまだございます。     

ご事情があって閉院・廃業・移転をするのに、輪をかけて時間も労力もお金もかかる閉院・廃業手続きは非常にご負担かと思います、そんなときはご用命ください、弊社が誠心誠意フルサポートさせて頂きます。